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【妊娠糖尿病】妊娠糖尿病のその後(産後3年)

妊娠出産育児
Photo by David Moruzzi on Unsplash

こんにちは!ワーママとして「一年生の壁」と直面しているゆうまことです!

妊娠糖尿病になると産後ちゃんと治るのか?どんな生活が待っているのかと心配になりますよね?

実際に妊娠糖尿病になった私が「その後」を書くことで妊娠糖尿病と診断されて毎日を頑張っているママの参考になれば幸いです。

長女ちゃんが3歳になり、妊娠糖尿病の産後3年経ったのでここらへんでまた最近の血糖値事情を書いておきたいと思います。(実際はもうすぐ産後4年ですが、3年の時の状況をデータを元に書いています)

結論から言いますが、まだ糖尿病にはなっていませんので妊娠糖尿病仲間の皆様ご安心を\(^o^)/

妊娠糖尿病と診断されると産後そのまま糖尿病になるんじゃないかと心配になりますよね?

なので実際に妊娠糖尿病になったゆうまことがその後を書くことで少しでも皆さんの参考になれば良いなぁと思います。(そのためには糖尿病にならないように気を付けねば…)

簡単な自己紹介はこちら→2018年に長女ちゃんを出産。この時33歳で第2子なので「高齢出産」の定義には入りませんが、妊娠糖尿病と診断されました。その後なんとかインスリンを打つことなく出産を終え、長女ちゃんも約2700gと標準体重で生まれてきました。産後血糖値が落ち着くのにはなんだかんだで数カ月かかったけど、産後の75gOGTTは何とかクリア。(計測中病院内散歩していたので正直正確な数値ではないと思う)

「妊娠糖尿病」と診断されてどうしたらいいかわからず不安になってしまいますよね(´;ω;`)

血糖値測定も含めて私の経験談をつづっていますので詳しくは以前の記事をご覧いただけたら嬉しいです(^^)

妊娠糖尿病と診断された時のことはこちらから。

妊娠糖尿病中に絶対に知っておいて欲しいことはこちら。

妊娠糖尿病になって取り組んだことはこちら。

妊娠糖尿病の外食攻略法はこちらから。

そして産後3年経った現在は、HbA1cと呼ばれる、糖尿病判断の指標としても使われる数値を正常値に収めるのがとっても難しくなっています。

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産後3年の血糖値はどうなった?

HbA1cで見る血糖値

まず、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)とは、血糖値の1~2ヶ月の平均を表す値です。

体の中に糖が入ると血液の中のヘモグロビンと結びつき「糖化ヘモグロビン」となります。

いったん糖化ヘモグロビンに代わってしまうとその寿命が尽きるまで(約2ヶ月)はそのまま血液の中にとどまります。

そのため糖分を摂りすぎた血液の中にはこの「糖化ヘモグロビン」が多く含まれ、HbA1cの値が高く出ます。

※ちなみに、HbA1cの説明で「JDS」と「NGSP」という2つの異なった糖尿病基準が表されていることがあります。

NGSP→国際的な値(現在の日本の糖尿病判断基準として用いられる)

JDS→従来日本で使用されていた糖尿病基準の数値

従来の日本は国際的な値よりもー0.4%低い数値(JDS)を基準としていましたが2012年より国際的に使用されているNGSPを使用するようになりました。

日本人は元からインスリンの分泌が少ない糖代謝異常の人が多いので、以前の基準の方が糖尿病予防としては有効だった気がしますが…。

健康診断等で異常と言われるとドキドキするので判断数値が緩くなって良い面もありますね(*´з`)

 

つまり、その日食べた食事が直接HbA1cの数値に作用することはありません。

産後3年の私の場合は正常値上限ギリギリor要経過観察の間をいったりきたり。

空腹時の血糖値

血糖値は食事摂取と共に上昇↑そして食後にピークを迎えて、また食前の血糖値に戻っていきます。

通常、空腹時血糖値というと「寝ている間に下がった血糖値」を朝食前に測るのですが、この数値が少しずつ上がってきています(焦)

1年前の「産後2年」の記事にしましたが、80台だったのものが90台前半くらいになっています。

大きく生活環境は変わっておらず、数値としても去年からはそこまで大きな変化はなさそうです。(糖質を控えた生活は継続中)

産後2年について詳しくはこちらから

私の空腹時血糖値が上がってきた原因の一つに糖質制限があると考えています。

糖質制限をすると代わりに肉などのたん白質を多く摂るようになるんですよね。

すると体は省エネモードに入ってしまって空腹時の血糖値が少し上がり、糖質を取ったときはいつも以上に糖質を溜め込もうとするようです。

体としても、せっかく入ってきた糖質を逃さないようにするんでしょうね😂

ライザップでダイエット成功した人が、通常通りの糖質のある食事に戻った後にリバウンドするのはこうやって体が糖質を溜め込もうとしているんだと思う😂

また、肉などの高脂肪食は食べすぎると インスリンの働きを鈍くします。(インスリン抵抗性と言います)つまり、せっかくインスリンが分泌されていても効きにくくなるんです。

血糖値を正常にするために、より多くのインスリンを分泌しようと膵臓は激務にさらされてしまい…疲れてしまった膵臓は働きが低下してしまって、2型糖尿病になってしまいます。(コワイ)

私の場合はこのインスリン抵抗性もあると思います。

毎食前後の血糖値と間食

妊娠糖尿病と診断された方がこちらの記事を読むことが多いと思うので、少しでも産後のイメージをしていただけるように食事例と気を付けていることをまとめていきたいと思います。

<朝食>大体90前半→2時間値120程度

比較的インスリンの効きが良く血糖値も下がりやすいので糖質(炭水化物)は通常通り食べるように。基本的に朝は時間が無いので夕飯の残りや弁当を作った際の残りで済ますことが多いです。勤務開始までノンストップで動いていますが、子どもの送迎も通勤も車移動のため基本的には運動なしです。

空腹時血糖がいつもより高かった時は食前に牛乳を飲んで少し落ち着いたところで食事をとるようにしています。(炭水化物量も少し減らす)

(例)玄米100g程度、野菜の多く入った味噌汁、卵焼き

<昼食>大体90程度→2時間値140~150、高すぎるときは200も…

デスクワークメインのため糖質はかなり制限。主食を食べない時もあります。その場合はサラダチキンのような低糖質&高たんぱくなものを食べてお腹を満たすようにしています。

(例)玄米(2~3口)、唐揚げ、和え物、72%カカオ(個包装の物2~3個)、時には休憩室にある個包装お菓子などなど…

<夕食>大体90→2時間値150〜160

家族のご飯を作りながら少しずつ食べる感じ。しっかり座って食べることってなかなかないです((( ノД`)シクシク…

なるべく温かい汁物やメインを先に食べてお腹を膨らまし、玄米を食べないですむようにすることも多くあります。

ただ、夜は食事前にナッツ・チーズ・チョコ等の間食有。昼食が11時〜のことが多いため、夕飯の19時過ぎまで持たない(汗)

(例)玄米50g程度、肉や魚のメイン料理、野菜たっぷり汁物、冷奴等簡単な副菜、納豆

<間食>ナッツ、チーズ、カカオ70%以上の高カカオチョコがメイン。通常のクッキーや甘いチョコも個包装の物であれば2~3個食べてしまうこともしばしば。

余談ですが、暴飲暴食はしないものの、食後であればちょこちょこお菓子は食べたりしています。シュークリームとか糖質量の多いものは丸々1個は食べずに家族と分けたりするようにして、少しでもあがいていますけど(;^ω^)

正直なところ、昼食後はお菓子が欠かせないんですよ…お腹いっぱいでも食べたくなる。仕事のストレスを甘いもので紛らわしてしまっている感じですね。

ただし、この時に砂糖(甘いもの)を摂りすぎると血糖値が爆上がり。

すると、急激に上がってしまう血糖値を下げるために膵臓からインスリンが大量に分泌されてしまいます。

私のような糖代謝異常の人の場合、血液の中の糖質が少くなってきたにもかかわらずインスリンが出続けてしまい、血糖値は急降下してしまうんです。(通常は血中の糖質量に合わせてインスリンは分泌されるので出続けることはない)

私の場合は食後4時間頃の夕方には70台くらいになってしまい、低血糖の症状が出ちゃってました。

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糖代謝異常の人の血液検査結果

35歳を超えると職場の健康診断では血液検査が行われます。

せっかくなのでそれを利用して実験してみました。

まず、こちらが6月に行われた職場での健康診断による血液検査の結果。

この血液検査の半年以上前から、米やパンなどの主食をかなり減らして糖質制限をして過ごしていました。

そして、空腹時血糖値が低く収まるように前日夜8時以降食事なし・朝ごはんも抜いて挑んだという、必死の血液検査でした🤣

結果は要精密検査!!😂ナンテコッタ

血糖値で引っかかったのかと思いきや、中性脂肪の値がかなり低くて要精密検査になってしまったのです😱

糖質制限の弊害(?)として中性脂肪が極端に低いことがあるようです。

他の病気の可能性もありますが、主食の炭水化物をほとんど摂っていなかったので、一番疑わしいのは糖質制限ですよね😅

その2か月後の市の健康診断では数値を正常化しようと思って、糖質制限を少し緩めることに。

基本的に主食は軽く(50g~100g程度?茶碗半分くらい)摂るように変更。お菓子に関しては変わらず。

そうして迎えた8月の市の検診結果がこちら。

中性脂肪値はギリギリ正常範囲内に収まった!

けれどもHbA1cは要観察に( ノД`)シクシク…

ここからわかるのは、HbA1cの正常値内はとっても難しいということ!

糖代謝が低い人は糖質を摂りすぎないようにセーブする必要があるものの、制限しすぎると中性脂肪値が低すぎてしまい、それに伴う症状が出てしまう。

糖代謝が低い場合、やっぱり正常な代謝の人のようにはいかないんですよね😭

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知っておきたい低血糖のこと

妊娠糖尿病と診断されると高血糖にばかり気を付けてしまうのですが、知っておいて欲しいのは低血糖のこと。

単語の通り血液中の血糖が低下することなんですが、低血糖って実は危険なんです。

低血糖の症状の代表的なものに発汗、めまいやたちくらみ、心拍数の上昇等があります。

ひどいと意識を失うこともあります。

お腹に赤ちゃんがいるときに急に意識を失ったら…?考えただけでぞっとしますよね。

本来、妊娠中は血液中の糖質は赤ちゃんに優先的に使われるので低血糖になりやすいといいます。

妊娠糖尿病の人はインスリンの効きが悪くなるので高血糖に気をつけないといけないんですが、「糖質質が気になるし…」と過度な糖質制限をしてしまうと、低血糖を招きかねないのでやめてくださいね😫

ちなみに私の場合、低血糖になるとなんとなーくざわざわして落ち着かなくなったり、手に力が入らなくなったりするので「あれ?なんか変」と気づくこともしばしば。ひどいときは手に力が入らずものを落としたり、震えてしまったりしていました。

妊娠中にその症状は出ていなかったのですが、独身の頃から思い当たる節はありました(汗)そんな時は休憩室で甘いもの食べてたな…(無意識)

妊娠糖尿病になって血糖値を測定し出したことで、この異常は低血糖の症状だと気づくことができたんですよね。知らずにいたら血糖値スパイラルと呼ばれる血糖値の急上昇急降下を繰り返していたはず…😅コワイ

私は不快症状が出るので低血糖に気付くのですが、知り合いの1型糖尿病の方は70台では低血糖に気づかないと言っていたのでここら辺の感じ方は個人差がありそうです。

このブログを見てくださっているみなさんにはこれを機にしっかりと血糖値測定を行い、自分の体の変化をしっかりと知って欲しいと思います。

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まとめ

妊娠糖尿病になると「何を食べたらいいのか」「赤ちゃんは大丈夫なのか」「このまま糖尿病になるんじゃないか?」と不安な気持ちになると思います。

私もそうでした。

色々なサイトを読み漁っては食べるものや食べ方を調べたり実践したり血糖測定しまくりました。

不安になって血糖値測定をしすぎて指先の皮膚が固くなっちゃって血が出なくなったこともあったな(笑)

それでも赤ちゃんは無事に生まれてきてくれましたし、幸い(まだ?)糖尿病にもならず元気に過ごしています。

子どもを産むと、子ども中心の生活になるため自分の体のことを気遣う余裕がなくなってしまいます。

しかし、自分の傾向を知っておくことで血糖値測定をしなくても「あ、血糖値高そうだから運動しておかなきゃ」「血糖値低そうだから飴でも舐めておこうかな」といった対策が取れるようになります。

せっかくお腹の中の赤ちゃんが血糖値について考える機会を与えてくれたんですもんね🤗

妊娠中だけ糖代謝異常の人も、元々糖代謝異常だった人も「妊娠糖尿病」の診断をきっかけに自分の体をしっかりと見つめなおして、産まれてきてくれた赤ちゃんと1分1秒でも長く元気に過ごせるようになったらいいなと思います。

自分が経験したことが少しでもお役に立てたら幸いです。

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