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出産後の妊娠糖尿病~75gOGTT(経口ブドウ糖負荷試験)により判明した糖代謝異常傾向~

妊娠糖尿病

無事出産し、産後は好きなものを好きなだけ食べられる~!と喜んだのも本当に束の間…。出産日の血糖値で264という最高値を叩き出してしまい落ち込んでいたゆうまことです。

その後担当のT先生に優しく産後血糖値は少しずつ落ち着いていくと教えてもらい、少しだけ安心して退院。(T先生が優しすぎて泣ける…(;×;)

出産後は血糖値を測らなくて良いとのことなのでさっぱり計測を辞めました!

と言いたいんですが、やはり気になるので残った針と試験紙で測っていました。でも…数値は全然改善されないんですよね…。もうこのまま糖尿病に移行してしまうのかもと凹んでいました。

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産後の食生活

出産を終えて妊娠糖尿病だったのか、妊娠前から糖尿病だったのかを確認するために再度75gOGTTを行うようになります。

その試験を行うのは出産した産院でも専門医でも良いとのことでしたので、私は専門の先生にお願いすることにして出産後受診予約を行いました。

産後1~2か月後に行うのが良いと聞いていましたが(出産後しばらく血糖値落ち着かなかったし)少し日程を開け産後2か月半で予約を取ることにしました。

産後は3時間おきの頻回授乳に加えて上の子のお世話…自分の食事まで気を遣うのはとても大変でした。

そのため保育園中のお昼は宅食の低糖質お弁当+玄米で手抜きし、朝晩は妊娠中と同じく大量のサラダやタンパク質後に主食を摂るように心がけました。

血糖値コントロールが出来ているかを判断するための材料としてHbA1cという2~3か月のヘモグロビンと糖の結びつきを表す数値も使われます。(ちなみに妊娠前~出産までこちらは正常値内でした。)そのため試験当日だけでなく、試験までも気を抜かずに食事管理が必要となります。

※でもさすがに産後授乳でお腹も空くし息抜きもしたいので甘いものは食後に少量食べたりしてました。(一応炭水化物や糖質量は見てなるべく少ないものを選ぶ程度です。)

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産後の75gOGTT

検査は同じように前日から絶食で朝一の診察。

今回は長女も連れての検査(長男は保育園)だったため採血と採尿時はなかなか大変でした。

また、最低でも3時間程度かかるので授乳もはさみました。試験中の授乳はOKです。

子どもを預ける環境がある場合はなるべく預けて試験に挑んだほうが良いと思います。

空腹時血糖値を測ってから30分、1時間、2時間と採血採尿を行うんですが…水を飲むことで血中の糖を薄めないために試験中あまり水を飲んではいけません。

となると尿が出ない…。

前夜からほとんど水飲んでいないから当たり前か…。

地味にこれも大変でした。

そして検査を待っている間かなりドキドキでした。

糖尿病と診断されるのが怖くて&娘をあやすために院内をトボトボと散歩して待ちました。(運動はNGなので真似はお勧めできませんが…)

数値が少しでも下がっていて欲しいなぁと思っての行動でもあります。

なので正確な実験結果ではないかも(^^;)

結果は…

食前83、食後30分154、食後1時間163、食後2時間118!

やったぁ!合格!これで無罪放免!空腹時も2時間値も問題ないので糖尿病ではない!専門医からはこれ以降の診察の必要はないとのお墨付き!

ただ、インスリンがどれくらい分泌されているかを表す数値が少し悪かったです。

食前1.3、食後30分10.8、食後1時間12.8、食後2時間7.1

人の体は通常食事を開始するとすい臓からインスリンが分泌されて糖を分解しようと働き出します。

インスリン分泌量のピークは30分程度のため食事をしながらせっせと分解を行い血液中の糖は一定量以上にはならないようになっています。

しかし糖尿病の方や、すい臓が弱っている方の場合は食事を開始してもなかなかインスリンが分泌されません。

そのため食事中も血管の中に糖がどんどん蓄積され、高血糖を引き起こします。

糖尿病予備軍や糖尿病初期の方はインスリンの分泌量のピークがずれて1時間位のことが多いようです。

そのため1時間たってようやく血液の中のたくさんの糖を分解しだすのです。2時間値が規定値を超えてしまうのはこのためです。

私の数値は1時間をピークとして下がっていくため、すい臓に負担をかけないようにゆっくりとご飯を食べることは必須だということがわかりました。

また、今回は試験中に散歩していたため結果内でしたが…。これ、散歩しなかったらどうなってたんだろう?ちょっと不安も残ります。

糖尿病や糖尿病予備軍ではないものの食後だけ高血糖を起こしてしまう「糖代謝異常」というものも最近はテレビでも取り上げられています。

糖代謝異常は簡単に説明すると、まだ糖尿病じゃないけどこのまますい臓を酷使しちゃうとインスリンの分泌が出来なくなっちゃって本物の糖尿病に移行してしまうよ、という状態です。

これって75gOGTTとか(50gOGTTもあります。)の経口ブドウ糖負荷試験をしないと見つからない異常な気がします。

糖代謝異常の方はインスリンは分泌されるものの量が少なかったり出るのが遅かったり、効きが悪かったりします。

しかし、時間をかければ糖を分泌することはできるので健康診断等の絶食後の採血では問題ないことが多いです。

妊婦検診のスクリーニングで経口ブドウ糖負荷試験をする産院も増えてきているようですが、全産院でないというのが現状です。

試験費用は補助券が利かないため自費診療となり3000円程度かかりますが、この検査をすることで自分の糖代謝能力を知ることが出来るのでとても良いことだと思います。

私も今回妊娠初期に食事後採血をしてしまって引っかかったからこそ、この試験を行うことになりました。

妊娠糖尿病の方は糖代謝異常に気付かせてくれたママ思いのベビちゃんで良かったなぁと思ってほしいです。

産後の2時間値は140以下が基準値ですが、健康な人は1時間値も140を超えないようですのでおそらく私は「糖代謝異常」傾向なのだと思います。

せっかく長女がそれに気づかせてくれたので私は今でも自己血糖測定器を使い自分の血糖値コントロールを行っています。

血糖値コントロールに使用している自己血糖測定器については後日記事にしたいと思います。

とりあえず元気な子を安産で産めて、自分も糖尿病じゃなくて良かった…(;v;)

妊娠糖尿病と診断されてこのブログを見てくださってる方はとても不安だと思います。

しかしこの病気はきちんと自分でコントロールできるものです。

インスリン注射もあります。

そして何よりこれをきっかけに食生活や運動を見直せばこの先の長い人生健康で赤ちゃんの成長を見守り続けることが出来ます。

あと少しで可愛い赤ちゃんに会えますのでそれまでにしっかり勉強しながら乗り越えてくださいね(^^)

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